詞を書きました。継続的に、不定期に書いていくつもりです。日記の代わりのようなものかもしれません。
単独で成立する詩ではなく、あくまで歌と音が乗ることを前提としたものです。文として読むと少し恥ずかしいくらいの「歌詞」。
ぼくは歌うのが好きで、作詞・作曲も好きなんですが、自分で自分の歌を歌うのがあまり楽しくない。人の作った歌を歌いたいし、自分の作ったものを人に歌ってほしい。そんなめんどくさい欲求を持っています。
詞に歌や曲を乗せたいという殊勝な人がいれば是非試していただけるととてもとても嬉しいです。事前の断りは不要ですが、web等で発表する場合は事前にご連絡ください。
→伏見 瞬 sarai.nuh@gmail.com
詞に関しては、今の世界がどのようなことになっているかを、短い言葉で直感させるようなものが書ければと思っています。
今回は(僕自身も含めた)ある種の人間の身勝手さと、そうした身勝手さが今この世界で生まれる理由について書いていると思います。ただ、事前にテーマがあったわけではないです。できたものを読んで、自分はそういうことを感じてたんだなと思った次第です。
タイトルは「君に触れる前に」です。
平壌で雪をみている
図書館で月をみている
君という花が散る前に 君のそばにいさせてほしい
そんなひどいことを歌うぼくを ぼくから排除してほしい
ビジネスで子供が死に
ぼくは片田舎で老人になる
君に触れるその前に 物語がほしいだけ
湿度だけで俺はいいけど 物語がほしいだけ
未来があるとぼくらは どうして教えこまれたのか
未来がないとぼくらは 生きていくことができないのか
君に触れるその前に 物語がほしいだけ
どうでもいい事柄ばかり 物語がほしいだけ