Shameの新しいアルバム『Drunk Tank Pink』が出たのでちょっと聴いた。
前作よりポストパンク味が増していて、Fontaine D.CやBlack Country,New Roadとの共振あるのかしら。
この8ビートを15刻みで進んでく曲とか好き。
リリックはI won't get up!I can't get up!(起きないぞ!)と繰り返すビートルズ「I'm only sleeping」みたいなテーマを扱っている。でもビートに眠い感じは全然ない。
昨日はイメージフォーラムでセルゲイ・ロズニツァの映画二本(『国葬』『アウステルリッツ』)を観て、合間に「絵画の見かた Reprise」を観た。絵画における「曖昧さを残すこと」の良さみたいなのを感じていた。厳しく作っていく曖昧さ、を全体的に感じる展示だった。
ロズニツァ特集のパンフレットは1400円と少しお高めだけど、『国葬』にでてくる人物たちが紹介されていたり、ロシア研究者二人の対談があったり、批評(四方田犬彦、佐々木敦など)も乗っていたりと、なかなかに充実した内容。横長の形、デザインも良い。
今日は一年半ぶりに三鷹の天命反転住宅に行った。新鮮さよりなごみを感じたことに驚いた。
Merzbowを聞き返している。それぞれのアルバムを別の言葉で表現できるか。ちゃんと聞かないと全部同じに聞こえるところを。
この2枚の差異とか、言語化できるか。
Noise Massは「かき回す」感じ、Atsusakuは「引っ掻く」感じがある。
宇多田ヒカルも聞き返してる。
First Loveの曲を今きくと、思った以上にメロディと節回しが歌謡曲っぽい(でもJ-POPっぽくない)と感じる。「Automatic」の「でも言葉を失った瞬間」の「でも〜」の低音がブルージー。ブルーノートになっているのだろうか。あと声がちょっと小さめに録音されている。「Movin' on without you」のヴァースのところとかビートに対してかなり小さく感じる。