2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
前回はこちら iwasonlyjoking.hatenablog.com 予兆のような一分間。この世のものと思えないような何者かの声が囁く(その声の主を「天使」とでも形容したくなるけど、流石に陳腐にしか感じれらない)。声は優しい。だけど今にも暴走して全てを壊すような不安…
前回はこちら iwasonlyjoking.hatenablog.com この辺まだまだ穏やかで優しい感じだけど、水中にいるようなサウンドが現れて、また少し違う展開を見せている。微細な変化がとても楽しい。しかし、じっくり分解して聴くのだけでも相当に体力がいるから、聴きな…
休日の朝に無駄なことをしてしまうと、不快さを忘れるのに時間がかかる。人に会うと救われる。 新宿で美味しい小籠包を食べた。皮と肉と汁が一個の物体として収まっている。「確かに食べ物を食べた」という実感が湧く。自分が頑張って作ったものが世界に存在…
前回はこちら iwasonlyjoking.hatenablog.com 穏やかかつ快楽的な音が流れていくわけだけど、この辺り少しボーズオブカナダを思いだしますね。ミクソリディアンスケールをベースにした和音感覚と、ファットなシンセのサウンドが。ビートと声のサンプリングを…
前回はこちらiwasonlyjoking.hatenablog.com 中音域のシンセの持続音が重なっては消え、豊かな流れを作り出す。おそらくギターのフィードバックでかたちづくられていた甲高い音が薄れていることが、このあたりの時間帯の暖かさ、季節でいえば春を連想する理…
前回はこちら iwasonlyjoking.hatenablog.com 暖かい時間が続く。直近の1分間がロングショットで大地を広く映すような映像だったとしたら、この1分間はカメラがクローズアップになり、陽射しを受けた土や水の反射を接近して撮っている。映像とのパラフレーズ…
前回はこちら iwasonlyjoking.hatenablog.com 曲が中盤を過ぎ、おおらかな音の膨らみが訪れる。果てが見えないほど開けた大地のような、途方もなく大きな空間に身を置いたような感覚。持続していく音には豊かな厚みがあって、途中には地響きのような低音の唸…
僕が編集長をしている雑誌『LOCUST』の2号が5月6日の第28回文学フリマ東京にて発売されます。 bunfree.net あらためて、LOCUST(ロカスト)とは何か。それは批評の言葉で作る、新しい旅行の本です。本の作り手たち(編集者、執筆者、デザイナーetc.)が直接…