I was only joking

音楽・文学・映画・演劇など。アボカドベイビー。

Jim O'Rouke/Sleep Like It's Winterを1分ずつ聴く(38:00~39:00)

前回はこちら
iwasonlyjoking.hatenablog.com

 

穏やかな時間は続く。メロディがないわけではないが、森の中で木々が風に揺れているのを聞いているような感覚を覚える。

 

38:01 倍音の少ないサイン波を思わせる音が伸びていく

38:06 右側から低音の音の膜が押し寄せるよう

38:11 fのシンセ。長調の印象。

38:15 輪郭を感じさせないd#の音。ちょっとおどけたメロディーに聞こえる。

38:18 a#のシンセ。何度も何度も登場する音だが今回は音量が控えめ。

38:23 右から低音のgの音。

38:30 fからa#への移動。再三登場するメロディの動き。

38:33 f→a#がエコーするかのように小音量で繰り返される。

38:38 伸びた音が一度途切れてからd#のシンセ。

38:43 左よりに音階の曖昧な音。森のざわめきのよう。

38:48 低音のfが押し寄せる。

38:53 低音がaに変化する(かな?ちょっと微妙)

38:57 高音のざわめきがわさわさ。

 

音が新しく現れても、音量や倍音が強調されるわけでもなく、慎ましく小音量で持続する。 f→a#の繰り返しも強い印象を残すことなく、淡々と反復されている。分解して聞かないと反復にも気づかないくらい。ぼんやりした中に溶け込んでいくような時が直実にすぎていく(続く)

 

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